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風前の灯から [地域発]

6月27日(月)

12基の街路灯は消えず

昨年度、眠れない夜もあったほど悩ましい問題だったわが学園台地域の街路灯。正確には、学園台の街路灯というわけではなく、県道沿いに隆盛期には34軒あった商店街の宣伝灯です。

国も県も、もちろん地元学園台もお金と勢いがあったころ(平成になったばかりの頃)、県の補助などを受けて、設置された素敵な街路灯だった。

それがあっという間に、経営者の高齢化、閉店などのために、全部の点灯が難しくなるのに10年もかからなかった。

シャッターのしまった店の前の街路灯の管理も電気代にもこまるようになったのは,平成12年ころ。すでに「学園台商店街」という組織もなくなっていました。

私がH12年、議員になってすぐ「何とか灯し続けたい」と相談があり、地元学園台自治会も理解、協力が得られるならという条件で、町、有志の会、自治会との間に、H14年支援協定ができ、町のサポート、自治会のサポートをいただきながら有志の会が主体となって灯し続けることになったのです。この時点で、34基の街路灯は26基に減っていました。

第2の危機

その後も閉店がつづき、じり貧的に街路灯の管理は厳しくなっていきます。組織もないのですから、ある日突然、街路灯の灯が消えたり、街路灯そのものが撤去されたりと、景観そのものもめちゃくちゃ。

おととしからまた、「どうしよう」の相談が私のもとに来るようになりました。しかし、状況はもっと悪く,H12年ころ「灯しつづけよう」と先に立って行動した有志たちがこぞって「もう、いいです。うちは後継者もいないし・・」と下を向き、消灯・撤去の方向に心のかじを切り替えていました。

あれやこれやと存続の方法を考えていたH27年度は、何の手立てもないまま過ぎ、みなさんバラバラの行動をとりました。

26基あった(26基の管理者がいた)街路灯は、一気に12基に減ってしまいました。「話し合いましょう」と回覧を出しても集まる人は2,3人。話し合いにもなりませんでした。

自治会の方でも、1年ごとに全とっかえの役員さん。その年その年で、価値観、意見に相当な違いがあります。「学園台にあるからと言って、なんで我々の会費をそんなところに使うのだ。あんな物無くなって真っ暗になろうが、私の生活にいっさい関係ない」とおっしゃる。これは、その通りです。500世帯あろうが、たくさんの人の集合体である自治会の予算に「街の灯り」や「安心の道」、景観がもたらすノスタルジーなど、とてもなじむものではないのはわかっていました。

財政難、後継者難で滞った街路灯の維持管理は、サポートどころか、灯している街路灯に対する助成なので,H27年度は、助成金75000円だったのが、宮代町、自治会ともに48000円に引き下げられました。(泣きっ面に蜂・・)

がたがたになって行く時は、速いもんです。一気に灯、気概ともに消えていきました。時間的にも、心情的にも、かなり入れ込んでいた地元議員の私は、何も貢献できませんで、指をくわえているだけ。非力な議員です。

委員会などでは、「ふるさと納税が1億円も集まる宮代町は、たった数万円で助かる灯にも手をさしぼべられないのか。消してしまうのか」と、文句は言いましたけど、消えてしまった後の、情けない議員の(犬の遠吠え)以外にない。

ところが、「灯しつづけましょう」の案が

ところが、今年4月から動き始めました。今年度の自治会役員会がまず関心を持ってくれました。「ただの宣伝灯ではない。県道沿いのなじんだ灯りであり、防犯灯などよりずっと明るい安全灯だ。真っ暗になったら不便だ。もっと考えてみたい」と。

そのもとになるものは、「電気料の補助としてこれからずっと毎年48000円出しつづけることはできないだろう。ここで少し多く投資してもLED化を進め、後々の負担を減らそう」という事業費の見直しの中での研究だったのですが・・。「あれ、意外と安くできる!」

ここ2,3年は,LED化する街路灯、商店街などに県、町の補助が付き、LED化が一気に進みました。もちろん、組織があり、やる気(後継者アリ)あり、ある程度の貯金があるとところで実施できた、というただし書きが添えられますが・・・。

こういったLED化事業もひと段落した時期というのもあったのでしょうか。組織もない、援助ももらえない、来月の電気代も厳しい、といった学園台街路灯みたいなものにも、「希望の灯」が点灯しだしたのです。業者は、できる限り、機器代、設置費用を安くして見積もってくれました。この「山」を越えれば、あとは、ず~んと安くなった電気代を出していくだけ。なんとか頑張ろう。

まさに、、「風前の灯」が、風に消されようとしていた今年、「希望の灯」が灯ろうとしている❢❢

一昨日、学園台集会所の1室に、街路灯保存会「スズラン会」の代表と私、今年度の自治会長、副会長の4人が集まりました。「何としても、灯しつづけましょう」の意見、そしてその方法が話し合われ、方向性が一致しました。

こんな小さなこと、数万円の捻出にも苦しんだ数年でした。お金に不自由していない人なら「10万円もくれてやったら解決するんじゃないの。おれ、だすよ」というほどチャチな話なのかもしえません。でも、いや、これは何でもできたバブルの頃の遺物であり、(街のにぎわい)を支えたあかりの話なんじゃないですか!

地元同士なのに、不信感を抱き、「死に体の組織に、血と汗の学園台会員の会費を投入する言われも論拠もない」と言わしめた、小さくとも、ある意味大きな「街路灯問題」。やっと出口が見えてきました。


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